M & A

他社を購入する場合には、対象となる会社が法的リスクを抱えていないか、詳細な事情を短期間に集中して調査して、評価する必要がございます(Due Diligence)。

かかる調査事項は、非常に多岐にわたりますが、例えば、株式移転は設立時から現在まで適法になされているか、従業員に対して残業代を適切に支払っているか、過去に株主総会決議や取締役会決議は適切に実施されているか、今回のM&Aにより購買先、営業先との間の取引契約の地位は適切に承継できるか、知的財産の使用につき適切にライセンス契約が締結されているかなどです。

このような調査を行うことなく購入を進める場合、購入が完了した後、思わぬリスクが顕在化し、購入目的が達せられなくなることがございますので、このような調査は非常に重要です。

また、調査の結果明らかになったリスクを踏まえて、そのリスクをどのように填補するか、そのリスクを踏まえて、購入価格をいくらとするか、その他購入の条件につき、契約交渉を進める必要がございますし、どのような前提について表明保証して頂くかなど、極めて重要な考慮事項もございます。

弊所では、会計士、税理士等の専門家と適宜連携して、貴社のM&Aを成功させるべく、対象会社の重要人物に対するインタビュー、契約書その他文書の確認に始まり、それらを踏まえたレポートの作成、株式移転のための契約交渉、クロージングまで、迅速なリーガルサービスを提供させて頂きます。